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新型コロナウイルス感染症の感染状況(2024年)

ページID:0039799 更新日:2024年7月26日 印刷ページ表示

 県内の発生状況 2024年第29週(7月15日から7月21日)

新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は、第28週13.92人から第29週17.84人と急増しました。
すべての保健所で県が定める注意報の基準値(定点当たり10人以上)に達しており、特に今治保健所、八幡浜保健所、宇和島保健所では急増しています。

年齢別にみると70歳以上の高齢者が第27週42人から第28週118人、第29週179人と急増しています。
また入院例は第29週29人で、そのうち69.0%(20人)を70歳以上が占めています。

夏休みを迎え、帰省や夏祭り等のイベントを通じて人の移動や接触の機会が増え、感染リスクの高まりが懸念されます。
より一層場面に応じたマスクの着用定期的な換気こまめな手洗い咳エチケットなどの基本的な感染対策を励行しましょう。

新型コロナウイルス感染症 定点当たり報告数の推移
  愛媛県 保健所
四国中央 西 条 今 治 松山市 中 予 八幡浜 宇和島
定点当たり報告数 29週 17.84 19.20 17.20 20.88 16.12 12.57 16.00 25.57
28週 13.92 14.60 18.00 9.38 15.47 10.71 8.57 17.57
27週 6.75 5.00 10.00 4.00 8.18 5.29 3.71 7.57
定点数 61 5 10 8 17 7 7 7

<新型コロナウイルス感染症の注意報・警報の基準>  ※県独自の注意喚起の基準
​国から統一した基準が示されるまでの当面の間、下記の基準を基に注意喚起を行います。
注意報:流行の発生前であれば今後大きな流行が発生する可能性があること、流行の発生後であればその流行はまだ終わっていない可能性があることを示します。
警報:大きな流行の発生・継続が疑われることを示します。

  基準値
注意報 定点当たり患者報告数が10人以上30人未満
警報 定点当たり患者報告数が30人以上(継続10人以上) 

週別発生状況

保健所別発生状況

年齢別

年齢別(割合)

全国_週別患者発生状況

 ゲノム解析結果 -2024年7月23日現在-

〇 第26週から第28週に採取された検体からBA.2.86系統が8例検出されました。

過去10週に採取された検体のゲノム解析結果(第29週に実施したゲノム解析の結果を含む)
検体採取週 オミクロン株
BA.2系統群
BA.2.86系統 XBB系統 XBC系統 XDK系統 XDQ系統
29週            
28週 3         3
27週 4         4
26週 5         5
25週 1         1
24週 1         1
23週 2       1 3
22週            
21週 1         1
20週            
過去10週 計 17       1 18
2024年 計 79 30 1 1 10 121

注)BA.2.86系統はJN.1.x、JN.5.x、JN.10.x、KW.1.x、KP.3.x、ML.xを、XBB系統はEG.x、EU.x、FL.x、FY.x、FU.x、GK.x、HF.x、HK.x、HN.x、JD.x、JE.x、JJ.xを、XBC系統はHW.xを含みます。

  表中の結果は民間の検査機関からの報告を含みます。

  検出数は集計時点のものであり、その後の検出結果は次週以降に反映されます。なお、ゲノム解析を実施した週と検体を採取した週は必ずしも一致しません。

ゲノム解析結果(検出数)

ゲノム解析結果(割合)

変異株について

  • XBB系統(オミクロン)
    XBB系統は、BJ.1系統(BA.2.10系統の亜系統)とBM.1.1.1系統(BA.2.75.3系統の亜系統)の組換え体です。スパイクタンパク質にR346T、N460K、F486S変異を有しており、中和抗体からの免疫逃避が起こる可能性が示唆されています。また、XBB.1.5系統はACE受容体への結合親和性がXBB系統より高いことから、感染・伝播性がより高くなっている可能性が示唆されています。東京都の公表によると、4月上旬の東京都では、XBB系統の占める割合が72%(うち、米国で多いXBB.1.5系統が約40%、欧米で多いXBB.1.9.1系統が約20%)となっています。​

参考


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