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2025年第36週から2025/2026シーズンの集計を開始しました。2025年第35週までの発生状況は「感染性胃腸炎の流行状況(2024/2025シーズン)」をご覧ください。
感染性胃腸炎は、細菌、ウイルスなどの感染性病原体による嘔吐、下痢を主症状とした感染症の総称です。夏の時期は、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌、カンピロバクターなどの細菌が原因となっていることが多く、また秋から初春の時期は、ノロウイルス、ロタウイルスなどのウイルスが主原因となって流行します。
2023/2024シーズンは新型コロナウイルス感染症流行前と同じく、年末年始を境とした二峰性のピークと、春から初夏にかけた緩やかなピークがみられていましたが、2024/2025シーズンは年始から増加傾向となり、3月と4月に大きなピークがみられた後、比較的高い水準で緩やかに減少しました。
県内の感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第35週4.62人から第36週5.55人と増加しました。四国中央保健所、今治保健所で急増、西条保健所、中予保健所で増加しています。
「食中毒注意報」
腸炎ビブリオ食中毒注意報(発令期間:令和7年6月18日から9月30日)〈リーフレット [PDFファイル/95KB]〉とサルモネラ食中毒注意報(発令期間:令和7年7月25日から9月30日)〈リーフレット [PDFファイル/180KB]〉が発令されています。
細菌が増えやすい高温・多湿の季節を迎えましたので、次のポイントに注意し感染予防に努めましょう。
「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(厚生労働省リーフレット)」 [PDFファイル/580KB]
(1)食品の購入
(2)家庭での保存
(3)下準備
(4)調理
(5)食事
(6)残った食品
愛媛県 | 保健所 | ||||||||
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四国中央 | 西条 | 今治 | 松山市 | 中予 | 八幡浜 | 宇和島 | |||
定点当たり患者報告数 | 36週 | 5.55 | 10.00 | 7.50 | 7.00 | 3.29 | 4.00 | 10.00 | |
35週 | 4.62 | 3.50 | 5.75 | 3.00 | 4.86 | 1.50 | 12.00 | ||
34週 | 4.30 | 7.00 | 5.00 | 3.50 | 4.67 | 3.00 | 5.00 | 0.50 |
※報告がない場合は空欄となっています