爬虫類・両生類

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用語解説

一腹卵数(いっぷくらんすう)1匹の雌が1回に産下する卵数。 外鰓(がいさい) 鰓の一種。幼生の咽頭部付近から体外へ突出した、総状あるいは羽状の鰓。 吸盤(きゅうばん) 動物が他の動物又は他物に吸着するための盤状構造。 交尾(こうび) 爬虫類などの生殖方法。多くの場合、オスの生殖門には陰茎ないしそれに相当する交尾器が発達しており、それをメスの生殖器内に挿入する。 黒化(こっか) 黒色色素が多く、体の色が黒くなった個体。 甲羅(こうら) カメ類の体の外部の硬い殻。 甲長(こうちょう) カメ類の大きさを表す測定値で、背甲の長さ。 産卵場(さんらんじょう) 産卵場所。カエルやサンショウウオなどにおいては水田や水溜り、渓流などを指す。 雑食性(ざっしょくせい) 動物が食物として植物質・動物質の双方を利用し、食物選択の幅が広いこと。 湿地(しっち) 湿り気の多い土地。カエル類などの繁殖地であることが多い。 耳腺(じせん) 目の後から鼓膜の後ろにある細長い隆起。ニホンヒキガエルやアカハライモリはここから毒を出す。 成体(せいたい) 成熟して生殖が可能になったもの。おとな。 全長(ぜんちょう) 吻端から尾端までの長さ。 総排泄腔(そうはいせつこう) 糞や尿、精子または卵が同じ穴から出る場所。 体長(たいちょう) カエル類では、吻端から総排泄腔または尾椎端までの長さ(主として前者は固定標本に、後者は生体を扱う場合に用いられる) 頭胴長(とうどうちょう) 吻端から肛板の後縁までの長さ(トカゲ・ヘビ類)または、吻端から総排泄腔前端までの長さ(両生類)をいう。 背側線(はいそくせん) 目の後ろに延びる隆起した長い線。 背中線(はいちゅうせん) 背中の中央部を前後に走る線模様。 孵化(ふか) 両生類では卵の発生が進行し、幼生がゼリー層をやぶって外界に出ること。爬虫類では硬い殻を破って出てくること。 変態(へんたい) 成長の過程で身体の仕組みが大きく変わること。両生類では鰓呼吸をする幼生(オタマジャクシ)から肺呼吸をするカエルやサンショウウオにかわること。 抱接(ほうせつ) カエル類などでみられる生殖法で、メスの背中にオスが乗っかって産卵と同時にオスが放精する。 鳴嚢(めいのう) カエル類にみられる喉又は頬にある鳴き声を発するための空気袋。 幼生(ようせい) 両生類のオタマジャクシ。 幼体(ようたい) 変態後の未成熟の若い個体。 卵塊(らんかい) 一度に産み出された卵の塊。 卵数(らんすう) カエル類の場合は、1雌の産み出す総卵数を、小型サンショウウオ類の場合には一対の卵数を示す。 卵包(らんほう) 卵を包んでいる内側の膜。 卵嚢(らんのう) 卵を包んでいる袋。ヒキガエル類やサンショウウオ類では左右一対である。 林床(りんしょう) 森林内の地表面。 肋条(ろくじょう) 小型サンショウウオの成体に見られる左右からだ側の肋骨のしわ。

執筆者:岡山健仁