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ヤワラゼニゴケ

Monosolenium tenerum 【 タイ類 ヤワラゼニゴケ科 】
愛媛県カテゴリー
要注意種(AN)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
ヤワラゼニゴケ 画像
種の特徴 配偶体はコンブ状で、長さ2〜4㎝、幅5〜8㎜、柔らかく寒天のようで、淡緑色。配偶体の内部に気室や同化組織はなく、気室孔もない。雌雄同株。雌器托の柄は短く、長さ3〜5㎜。雌器托は大きく傘状に広がり、横向きに数個のポケット状のひだがあり、内部に雌器がつく。雄器托は柄がなく円盤状。ゼニゴケ属のような無性芽はない。
分 布 県内:北宇和郡松野町真土。 県外:本州(関東地方以南)、四国、九州、琉球列島;東南アジア、ヒマラヤ、インド、ハワイ。
生息状況
選定理由
本種は人家付近や畑・圃場など栄養分の多い湿った土上にも生育するが、本県の生育地は四万十川の支流・広見川の河岸段丘でサザンカの自生がある自然度の高い植生である。環境省は絶滅危惧Ⅱ類に指定しているが、自然度の高い生育地での生態を見守る観点から要注目種(AN)に指定した。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:関 太郎 執筆者: 関 太郎
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