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チチブイチョウゴケ(チチブイチョウウロコゴケ)

Acrobolbus ciliatus【 タイ類:チチブイチョウゴケ科 】
愛媛県カテゴリー
情報不足(DD)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
種の特徴 茎は横に這い、長さ1〜2.5㎝、枝分かれはなく、鮮緑色で、やや透明感がある。葉は茎に離れてつき、広い卵形から方形で、深くV字型に切れ込む。葉縁に1細胞からなる長いとげ状の突起があるのが本種の特徴である。葉の細胞は細胞壁が薄く、表面に細かい突起が一面にある。
分 布 県内:東赤石山。 県外:本州(埼玉県、神奈川県、山梨県、岐阜県、愛知県、三重県、奈良県)、四国(高知県)、九州(熊本県、宮崎県);台湾島、ヒマラヤ、ニューギニア、アリューシャン列島、北アメリカ東部。
生息状況
選定理由
落葉広葉樹林から中間針葉樹林帯の古生層地帯(石灰岩を含む)で、大形のコケ類に混じって生育している。本県では、東赤石山から井上浩博士によって、1963年に報告されたが、2013年9月に東赤石山を調査したが、見つからず、現状は不明である。県外でも産地が限られ、個体数も少ない。世界の分布から見て、古い時代の遺存種であろう。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:---執筆者: 関 太郎
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