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ムカシヒシャクゴケ

Scapania ornithopodioides 【 タイ類:ヒシャクゴケ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
種の特徴 植物体は緑褐色。茎は直立し、長さ3〜7㎝、枝分かれはない。葉は2型あり、茎の背側につく背片と腹側につく腹片がある。背片は小さく(一般にタイ類では大きい)、腹片の1/2〜3/5の長さ、円形、縁には鋸歯がある。腹片は楕円形、長さ1.6〜2.5㎝、葉縁には鋸歯がある。背片と腹片は離れ、融合していない。これは本種の特徴で、本属の他種では融合する。葉の細胞は六角形で、細胞壁の隅が著しく肥厚する。
分 布 県内:小田深山。 県外:本州(関東、中部、近畿)、四国;東アジア、ヒマラヤ、フィリピン、ヨーロッパ、ハワイ。
生息状況
選定理由
背片と腹片が融合せずに離れるという、本属としては原始的な特徴を持っているので、ムカシの名がついた。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:---執筆者: 関 太郎
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