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ウキゴケ(カヅノゴケ)

Riccia fluitans【 タイ類:ウキゴケ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
環境省カテゴリー
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ウキゴケ(カヅノゴケ)画像
種の特徴 配偶体は海藻類のツノマタのような形で、長さ1〜5㎝、幅0.5〜2㎜、規則的に二又に枝分かれする。水面に浮く型と泥土上に生育する型の2型あり、浮く型の方が大形である。配偶体の内部に2〜3層の気室があるが、気室孔は不明瞭。胞子体は配偶体の内部で成熟し、配偶体が枯死すると胞子が放出される。胞子体の形成は稀である。
分 布 県内:新居浜市、西条市丹原北田野(水面浮遊型)、今治市、松山市、大洲市山鳥坂(泥土上型)。 県外:北海道、本州、四国、九州、琉球列島;全世界に分布。
生息状況
選定理由
1950年代にはふつうに見られたコケであったが、水環境の悪化や水田への除草剤の使用で激減した。前回、報告した新居浜市と今治市は現状不明、松山市(高井、森松)は絶滅し、2013年の調査で、確実な生育地は2ヶ所である。水環境の保全が急務である。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:関 太郎執筆者: 関 太郎
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