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サワラゴケ

Neotrichocolea bissetii【 タイ類:サワラゴケ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
環境省カテゴリー
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種の特徴 大形で、茎は長さ4〜10㎝、斜めに立ち上がり、不規則に3〜4回枝分かれし、全体は扁平である。植物体は暗緑色〜褐緑色で、近縁種のムクムクゴケ(Trichocolea tomentella)が鮮緑色〜淡緑色であるのと対照的である。葉は2形あり、茎の背側につく葉は大きく、不規則に4〜5裂片に切れ込み、葉縁にも鋭い突起がある。茎の腹側につく葉は小さく、V字型に深く切れ込む。第3分枝以降の枝につく葉の一部が袋状になっている。葉細胞の背面に2〜5細胞からなる長い毛があり、これが本種の特徴である。
分 布 県内:東赤石山、西条市笹ヶ峰、石鎚山系、滑床、鬼ヶ城山。 県外:本州(東北、関東、中部、紀伊半島、広島県)、四国、九州(屋久島が南限)。
生息状況
選定理由
ブナ帯から亜高山帯にかけて、湿った岩上に溜まった腐食土上に生育する。県内では生育地が限られ、個体数も少ない。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:---執筆者: 関 太郎
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