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オチクサリゴケ

Lejeunea otiana【 タイ類:クサリゴケ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
環境省カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
種の特徴 茎は横に這い、長さ5〜10㎜、葉は2形あり、茎の背側につく葉(背片)は卵形で、長さ約0.5㎜、茎の両側に重なってうろこ状につく。背片の一部が腹側に折れ曲がり(腹片)、その先端に3〜4細胞からなる歯牙がある。これが本種の特徴である。もう1形の葉は茎の腹面に一列に並び(腹葉)、広い楕円形で、茎の2〜3倍の幅があり、先端はV字型に切れ込む。
分 布 県内:西条市(基準産地のみ)。 県外:四国(愛媛県)、九州(熊本県)。
生息状況
選定理由
本県では基準産地の西条市中西しか知られていない。発見者の越智一男氏から関が直接うかがったところでは、人家近くの溝に沿う石垣の上に生育していたとのことであった。2013年に、中西で調査したが発見できなかった。県外でも1ヶ所しか報告がない。
特記事項 学名および和名は発見者の越智一男氏を記念したもので、1941年8月10日に採集され、服部新佐博士が新種として1952年に発表した。日本特産。
地方名 ---
撮影者:---執筆者: 関 太郎
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