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レイシゴケ

Myurella sibirica【 セン類:ヒゲゴケ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
種の特徴 茎は横に這い、長さ1〜2㎝、葉の幅を含めても0.5〜0.7㎜くらいしかない微小なコケ。葉は広い卵形で、長さ0.3〜0.5㎜、貝殻のように凹み、先端は鋭く尖る。葉縁には大きな鋸歯があり、中肋は短いか欠如する。葉の細胞はひし形で、背面に大きなパピラ(突起)がある。そのためレイシのように見えるので、この名がある。日本では胞子体は未知。
分 布 県内:東赤石山、石鎚山、小田深山。 県外:北海道、本州、四国、九州;中国大陸、シベリア、ヨーロッパ、北アメリカ。
生息状況
選定理由
他県では石灰岩地帯に分布しているが、本県では結晶片岩の石灰質を含む部分が雨水によって溶出した凹所に生育している。このような生態は、関(1960)によって石鎚山成就社から報告され、その後、関・小澤(2000)の小田深山、藤田ら(2013)の東赤石山からも報告がある。このような生態は他県からは報告がない。北方系のコケで、全国的にも報告例の少ない稀なコケである。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:---執筆者: 関 太郎
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