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タチチョウチンゴケ

Orthomnionn dilatatum【 セン類:チョウチンゴケ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
環境省カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
種の特徴 茎は横に這い、長さ2〜5㎝、時に10㎝くらいになる。茎には褐色の仮根が密生し、不規則に枝を分ける。葉は円形か広い楕円形で、長さ5〜8㎜、先端は円く、縁に鋸歯はない。胞子のうは短い柄について直立し、葉の間から突出しない。本科の多くの種では胞子のうが長い柄に傾いてつくのに対し、本種では短い柄で直立する特徴から、この名がついた。
分 布 県内:面河渓、岩屋山。 県外:本州(静岡県、紀伊半島、兵庫県、広島県)、四国、九州(大分県、宮崎県、熊本県);フィリピン、アッサム、マレーシア。
生息状況
選定理由
湿度の高い渓谷や産地の樹幹や横枝などに着生する。四国や紀伊半島からは多くの地点から報告があるが、いずれも個体数が少なく、貴重な存在である。本県では自然公園の保護区域内にある。
特記事項 岡村周諦博士が高知県工石山で採集した標本に基づいてBrotherus(1907)が新属新種Orthomniopsis japonica Broth.として発表したが、東南アジアに広く分布する本種の異名となった。
地方名 ---
撮影者:---執筆者: 関 太郎
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