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クマノチョウジゴケ

Buxbaumia minakatae【 セン類:キセルゴケ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
環境省カテゴリー
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種の特徴 配偶体はきわめて微小で肉眼では見えにくく、胞子体だけが腐木上に直立しているように見える変わったコケである。胞子のうは横に傾き、長さ約3㎜、キセルゴケのように横に張り出した縁の稜がなく、円筒形である。胞子のう柄は胞子のうと同じくらいの長さで約3㎜。
分 布 県内:宇和島市滑床(1956年に関が発見。その後、確認されていない)。 県外:北海道、本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸、シベリア、北アメリカ。
生息状況
選定理由
本種は全国に分布するが、個体数が少なく、稀なコケの代表である。キセルゴケが地上に生育するのに対して、本種は腐木上に生育する。四国での報告例が少なく、本県では滑床の一例のみである。
特記事項 学名の種小名minakataeは、発見者の南方熊楠を記念している。彼は変形菌類の研究者として著名で、たしかに、本種は一見、変形菌類に似ている。
地方名 ---
撮影者:---執筆者: 関 太郎
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