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キセルゴケ

Buxbaumia aphylla【 セン類:キセルゴケ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
環境省カテゴリー
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種の特徴 配偶体はきわめて微小で肉眼では見えにくく、胞子体だけが地上に直立しているように見える変わったコケである。胞子のうは横に張り出したうちわ形で、傾いてつき、長さ約3㎜、縁には稜がある。胞子柄は長さ5〜10㎜、細かいいぼがある。
分 布 県内:松山市湯山、石鎚山、東予。 県外:北海道、本州、四国、九州;北半球の寒冷な地域に広く分布、ニュージーランドにもある。
生息状況
選定理由
亜高山帯に分布の中心があり、西南日本では稀である。石鎚山では高所の草本類の少ない地上に生育している。松山市湯山の生育地は2012年の調査では、歩道拡張のため絶滅が確認された。
特記事項 Horikawa(1955)による本種の日本列島における垂直分布を見ると、西南本州と四国の海抜高が低く、別種の可能性がある。その意味でも、松山市湯山の生育地が消滅したのは惜しい。
地方名 ---
撮影者:---執筆者: 関 太郎
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