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ヒカゲハリスゲ

Carex onoei Franch. et Sav. 【 カヤツリグサ科 】
愛媛県カテゴリー
情報不足(DD)
環境省カテゴリー
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種の特徴 おもに本州中部以北の山地の湿った林内に生える小型の多年草。叢生し、茎は細くて柔らかく、高さ10〜25㎝。コハリスゲに似ていて、葉は糸状であるが幅がやや広い。小穂は球形で頂生し、雄花部は上端にあってきわめて小さく、その下の雌花部の中心にかくれる。果胞は狭卵形であるが細脈があり、長さが少し長い。果期は6〜7月。
分 布 県内:笹ヶ峰、石鎚山。 県外:北海道南部、本州(中部以北);朝鮮半島、中国大陸東北部、東シベリア、ウスリー。
生息状況
選定理由
北方系の植物で、本県では上記2ヶ所の標高約1700m以上の亜高山地に分布するが、コハリスゲよりも個体数が少なく稀少である。ササ類の繁茂による減少が危惧される。古い記録があるが、既知の分布域は本州中部以北であることからコハリスゲの誤認の可能性もあり、前回の絶滅危惧Ⅱ類(VU)を情報不足(DD)に変更した。
特記事項 ---
地方名 ハリスゲ
撮影者:---執筆者: ---
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