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オナモミ

Xanthium strumarium L. 【 キク科 】
愛媛県カテゴリー
情報不足(DD)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
種の特徴 原野、荒地、路傍などに生育するありふれた一年生雑草であった。アジア大陸原産で、古い時代に侵入した史前帰化植物とされる。草丈50〜100㎝、全体に短剛毛があってざらつく。葉は互生し、長柄のある卵状三角形で、3浅裂して縁に不揃いの粗い鋸歯がある。夏に葉腋に短い円錐花序を出し、黄緑色の頭花をつける。雌雄異花で雄花が上方で、白色で房状、堅い緑色の刺毛があり、雌花は緑色で下方につける。果実は総苞が変形した楕円形の果苞に包まれる。果実中には、種子が2個作られる。果苞の外壁には先の曲がった刺があり、動物の毛や衣服に附着して種子散布に役立つ(いわゆるひっつき虫となる)。この特徴などは人にとっては迷惑で、有害雑草に近い位置にあると言える。
分 布 県内:県内各地。 県外:世界種(Cosmopolitan Species)とされ、汎く分布する。
生息状況
選定理由
かつては県内各所で見られたが、最近の確認記録がなく、現状は不明である。すでに消滅した可能性もあるが、宇和町など溜め池のものも含めて今後検討する必要がある。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:---執筆者: ---
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