1. HOME
  2. 高等植物
  3. ヤマタイミンガサ

ヤマタイミンガサ

Parasenecio yatabei (Matsum. et Koidz.) H.Koyama 【 キク科 】
愛媛県カテゴリー
情報不足(DD)
環境省カテゴリー
---
種の特徴 深山の湿気のある落葉樹林の林床、林縁に群生することが多い。長い地下茎を伸ばし、その先端に新苗をつくる。茎は高さ60〜90㎝で、上部には縮れ毛がある。葉は互生し、ふつう3枚ある。下部の葉は17〜19㎝の長い葉柄を持ち、基部は短く鞘状になる。葉身は掌状円形で9〜10裂し、下部の葉は長さ 17〜24㎝、幅30〜35㎝になり、中部の葉の葉柄は4〜7㎝、葉身は長さ12〜14㎝、幅15〜22㎝になる。花期は7〜9月、茎先に円錐花序に白色の頭花を多数つける。総苞は長さ5〜10㎜の筒状、総苞片は5個。頭花は5〜6個の小花からなり、すべて両性の管状花である。小花の花冠は長さ8.5〜10㎜で5裂し、花柱の先は2つに分かれて反り返る。痩果は長さ5〜6㎜、冠毛は8〜9.5㎜、汚白色。別名をタイミンガサモドキともいう。
分 布 県内:石鎚山系。 県外:本州(岩手〜広島)、四国。
生息状況
選定理由
もともと稀少な植物であり、最近の確認情報はなく、現状は不明である。
特記事項 日本固有種、前回は学名をCacalia yatabei Matsum. et Koidz.としたが、今回はコウモリソウ属がCacaliaからParasenecioに移されたことによる。しかし、まだあまり定着しておらず、図鑑類の多くはCacaliaを採用している。
地方名 ---
撮影者:---執筆者: ---
分類別一覧ページへ