1. HOME
  2. 高等植物
  3. ヒメコウモリソウ

ヒメコウモリソウ

Parasenecio shikokianus (Makino) H.Koyama 【 キク科 】
愛媛県カテゴリー
情報不足(DD)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
種の特徴 深山の湿気のある落葉樹林の林床、林縁に生育する多年草。草丈25〜35㎝、植物全体に縮れた毛を持つ。茎は細く、節ごとに屈曲し、茎上葉は五角形状腎形で、長さ3.5〜4.5㎝、幅5〜6.5㎝、膜質で下面の脈状に縮れた毛がある。長さ4〜6㎝の長柄を持ち、葉脚は心形または切形で、縁には不揃いの大きな欠刻がある。上部になるほど小型になる。夏季、茎頂に白色の管状花からなる頭花をやや密な散房花序につける。総苞は白色で、長さ8〜9㎜、総苞片はしばしば帯紫色、狭長楕円形で5個。冠毛は白色。別名をヒメコウモリともいう。全体はカニコウモリに似るが、これは円錐花序で花序が異なる。
分 布 県内:石鎚山系。 県外:本州(紀伊半島)、四国。
生息状況
選定理由
もともと極稀少な植物であり、最近の確認情報はなく、現状は不明である。
特記事項 日本固有種。高知県工石山が基準産地である。前回はCacalia shikokiana Makino としたが、コウモリソウ属がCacaliaからParasenecioに移されたことによる。しかし、まだあまり定着しておらず、図鑑類の多くはCacaliaを採用している。
地方名 ---
撮影者:---執筆者: ---
分類別一覧ページへ