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タコノアシ

Penthorum chinense Pursh 【 ユキノシタ科(APG:タコノアシ科) 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
タコノアシ 画像
種の特徴 水田や川原など水位の変動する湿地に生育する多年草で、茎は直立し高さ30〜80㎝になり普通は無毛で淡紅色を帯びる。葉は細長くて両端が尖り、ほとんど葉柄はなく、縁に細鋸歯がある。夏に茎の先に数本の総状花序を伸ばし、黄白色の小花を多数つける。和名は花序の枝がタコの足に、小花が吸盤に見えることによる。
分 布 県内:西条市、松山市、東温市、伊予市、大洲市、内子町、伊方町、宇和島市、愛南町。 県外:本州、四国、九州、奄美大島;東アジア。
生息状況
選定理由
水位の低下により露出した沼岸や湖底にも短期間で群生するなど消長が著しい一面があるが、河川改修、湿地開発などにより生育地は限られている。しかし湿田の耕作放棄地に新たにタコノアシ群落が出現する場合があり、今後、耕作放棄が増加に伴い消長が注目される。肱川中流では、護岸にタコノアシの群生が確認されている。近年の確認例が多いことから前回の絶滅危惧Ⅱ類(VU)を準絶滅危惧(NT)に下方修正した。
特記事項 ---
地方名 サワシオン
撮影者:白形毅史執筆者: ---
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