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マイヅルテンナンショウ

Arisaema heterophyllum Blume 【 サトイモ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
マイヅルテンナンショウ 画像
種の特徴 山中に生育する多年草で、高さ60〜120㎝。葉は1個で、鳥足状の複葉で17〜21枚の小葉をつける。小葉は狭倒卵形で、全縁、頂小葉は両隣のものより著しく小さい。花期は5〜6月ころ。仏炎苞は緑色で一部紫色を帯び、先は尾状に伸びて鋭く尖る。花序付属体は基部がやや太く、その上で曲がり、さらに上に伸びて、仏炎苞から突き出す。花時には羽を広げたツルのように見えることから「舞鶴天南星」という。
分 布 県内:四国中央市、西予市、大洲市。 県外:本州、四国、九州;朝鮮半島(南部)、中国大陸、台湾島。
生息状況
選定理由
西予市の山地や大洲市で確認された。大洲市では数ヶ所の竹林内に相当数の自生が確認されたことから、前回の絶滅危惧ⅠA類(CR)を絶滅危惧ⅠB類(EN)に下方修正した。自生地では伝統的な竹林管理によって外来種の高茎草本などが繁茂できない適度な暗さが維持されているが、管理放棄によって竹林が密閉されたり、伐採によって明るくなると衰退する危険性がある。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:水本孝志執筆者: ---
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