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ヤマトウミヒルモ

Halophila nipponica Uchimura&Fave 【 トチカガミ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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ヤマトウミヒルモ 画像
種の特徴 海底の砂地に生育する常緑の多年草。茎は白色で軟らかく、細長く横に這い、節間から葉を2枚ずつ出す。葉は卵形で長さ15〜20㎜、細長い葉柄をもち海中に直立する。花は2枚の葉の間にできる苞鞘に包まれており、雄花、雌花とも小さくて目立たない。葉脈に沿う脈と葉縁の間隔がヤマトウミヒルモは約0.5㎜、ウミヒルモは約0.2㎜である。
分 布 県内:今治市、松山市。 県外:−
生息状況
選定理由
ウミヒルモは内村ほか(2006)によって6種類に細分され、九州以北のものはヤマトウミヒルモとウミヒルモの2種であり、その多くが新種ヤマトウミヒルモとなり原記載では「松山」を産地に含めている。また今治市波方町沖に約10 haの範囲に生育するものはヤマトウミヒルモと同定されたことから今回は絶滅危惧Ⅱ類(VU)とした。しかし海中に生育するもので、大潮の干潮時にも水深が深い場合は潜水調査が必要となり分布域の調査には困難が伴う。海底に生育する小さな植物であり、確認が難しい種であるが、護岸改修などによる海底の撹乱などによる減少が懸念される。
特記事項 ---
地方名 ニッポンウミヒルモ
撮影者:松井宏光執筆者: ---
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