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ヤマザトタンポポ

Taraxacum arakii Kitam. 【 キク科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
ヤマザトタンポポ 画像
種の特徴 山里の路傍や畑地などに咲くカンサイタンポポに似たものであるが、花が薄いレモン色である。花期は3月下旬から4月である。頭花の総苞外片は総苞の半分以上の長さがあり、やや細長い。さらに、総苞外片のへりが赤みを帯びることもあり、また辺毛がある。しかし、花の色でしかキビシロタンポポとは区別できないことが多く、本種とキビシロタンポポとの関係などを含め今後とも調査、研究を行う必要があり、成果を待ちたい。
分 布 県内:四国中央市、西条市、伊予市、久万高原町、大洲市、西予市、他。 県外:本州(北陸〜山陰、岡山県、広島県)、四国。
生息状況
選定理由
以前は西予市、久万高原町の記録があったが、「西日本タンポポ調査2010」の際、西条市〜西予市などの中予、南予北部を中心に確認され、本県における本種の分布の状況がしだいに明らかとなった。しかし、分類学的な問題もあり、さらに調査、研究を行う必要がある。高齢化に伴う山里の荒廃や耕作放棄に伴い遷移の進行によって、本種の生育地が急速に減少する可能性がある。
特記事項 ---
地方名 イヨタンポポ
撮影者:松井宏光執筆者: ---
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