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ホウヨカモメヅル

Vincetoxicum hoyoense T.Yamashiro 【 ガガイモ科(APG:キョウチクトウ科) 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
ホウヨカモメヅル 画像
種の特徴 海岸林内や林縁に生育する蔓(つる)性の多年草で、1〜2mくらいになる。葉は長円〜卵形で、その基部が心形である。花期は6月で、花冠裂片が長いことが特徴である。花の色は紫褐色のものが多いが、中には緑色を帯びたものもある。Yamashiro et al.(2004)が新種として発表したものである。以前本県では愛南町当木島のものがツルモウリンカとされていたが、本種であることがわかった。
分 布 県内:宇和島市、愛南町。 県外:四国(高知県)、九州(大分県、宮崎県)。
生息状況
選定理由
前回の調査では愛南町のものがトキワカモメヅルとして扱われていた。しかし、それらが本種であることがわかり、今回の調査では7ヶ所の生育地が確認された。本種の産地が離島や半島部というように限定的であり、個体数は少ない。今後は、近縁種との関係や分布についてさらに調査する必要がある。台風や大雨などの災害、さらには道路拡張工事、遷移の進行などによって生育地の減少や生育環境の悪化が懸念される。
特記事項 前回の調査で確認されていた生育地のうち、3ヶ所で生育が確認できなかった。
地方名 ---
撮影者:伊藤隆之執筆者: ---
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