1. HOME
  2. 高等植物
  3. ソバナ

ソバナ

Adenophora remotiflora (Siebold et Zucc.) Miq.  【 キキョウ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
---
ソバナ 画像
種の特徴 山地の草地や崖地、林縁に生育する多年草。茎は高さ40〜100㎝。石灰岩地にも生育する。葉は互生し、卵形〜楕円状卵形で、基部は普通は心形で長い柄があり、葉縁には粗い鋸歯がある。8月ころに茎の上部にまばらな円錐状花序を出し、紫色の花を下向きにつける。花は漏斗状で、先は5裂し、裂片はやや反りかえる。
分 布 県内:赤石山系、石鎚山系、松山市、皿ヶ嶺、小田深山、四国カルスト。 県外:本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸。
生息状況
選定理由
県内の石鎚山系など、多くの場所で確認したが、個体数は少ない。植生遷移の進行、園芸採取などで減少している。
特記事項 非常に変異が大きく、ホソバソバナ、ケソバナ、シロソバナ(白花品)などが記載されている。大陸系遺存植物(いわゆる満鮮要素系植物)で、最終氷河期に朝鮮半島から九州北部、中国地方、四国に分布を広げたものと考えられている。
地方名 ---
撮影者:伊藤隆之執筆者: ---
分類別一覧ページへ