1. HOME
  2. 高等植物
  3. ヒナラン

ヒナラン

Amitostigma gracile (Blume) Schltr.  【 ラン科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1B類(EN)
環境省カテゴリー
絶滅危惧1B類(EN)
ヒナラン 画像
種の特徴 山地の谷筋のやや湿った岩棚などに生える小さな多年草。根は紡錘形に肥厚する。茎は細くて高さ5〜15㎝、やや斜めに立つ。葉は茎の下部に1枚つき、長楕円形で長さ3〜8㎝、基部はやや茎を抱く。花期は6〜7月、茎の先端部に径2〜3㎜の小型で淡紫色の花を10〜15個、同じ方向に向けて穂状につける。唇弁は3裂する。自家結実する。
分 布 県内:東予、中予、南予。 県外:本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸。
生息状況
選定理由
県内では東予、中予、南予の各1ヶ所で現存が確認されており、他に3ヶ所の記録がある。園芸採取や森林伐採などにより減少している。
特記事項 同属種のイワチドリA. keiskei は生育地や草姿はよく似るが、より小型である。紅紫色の花は径10〜15㎜、3裂した唇弁は大きく目立ち、中央の裂片が深く2裂する。
地方名 ---
撮影者:白形毅史執筆者: ---
分類別一覧ページへ