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シコクノガリヤス

Calamagrostis tashiroi Ohwi ssp. sikokiana (Ohwi) Tateoka 【 イネ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1B類(EN)
環境省カテゴリー
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種の特徴 別名イシヅチノガリヤス。山地に生える高さ20〜40㎝の多年草で、ノガリヤス属の中ではもっとも小型で弱々しい。花期は8〜9月。円錐花序に小穂をまばら(多くは20個内外)につける。小穂は淡緑色で長さ4〜6㎜、芒と基盤に白毛がある。タシロノガリヤス(九州固有種)に似るが、本亜種は芒が小花よりも短くて小穂外に出ないなどの特徴により、亜種シコクノガリヤス(四国固有種)として区別された。
分 布 県内:石鎚山、久万高原町。 県外:四国、九州。
生息状況
選定理由
全国的に分布域が限られる植物であり、県内では高地の林縁や渓流沿いの岩石地などにごく稀に生育する。個体数もわずかであり、森林伐採や道路工事、動物の食害などにより絶滅の危険性がある。四国に限られて分布する。本県でも生育地がごく限られ、個体数もきわめて少ない。植生遷移の進行や人による踏み付けなどで、絶滅の危険性が高い。
特記事項 四国固有種、襲速紀(そはやき)系要素の植物の一つとされる。
地方名 ---
撮影者:---執筆者: ---
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