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クマノギク

Wedelia chinensis (Osbeck) Merr. 【 キク科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1B類(EN)
環境省カテゴリー
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クマノギク 画像
種の特徴 暖帯から亜熱帯の海岸の湿った所に生える多年草である。茎は地面を這って、節から根を出す。葉は対生し、洋紙質でざらつく。花期は5〜9月と長く、長い柄のある黄色の頭花を斜上した茎の先に1個ずつつける。痩果の上部には粗い毛があり、冠毛は明らかに杯状である。
分 布 県内:伊方町、宇和島市、愛南町。 県外:本州(伊豆半島、紀伊半島)、四国、九州、琉球;台湾島、中国大陸(南部)、マレーシア、インド。
生息状況
選定理由
伊方町、由良半島、宇和島市で記録があったが、前回の調査では宇和島市、愛南町の3ヶ所で確認されていた。今回の調査では宇和島市と愛南町で2ヶ所の生育地が確認された。暖帯から亜熱帯の海岸の湿った所に稀に生育しているが、宇和島市の離島のものは群落状となっている。本種は産地が限定されており、分布が四国における北限であると考えられる。海岸の護岸工事や自然災害による生育環境の悪化、さらには遷移の進行に伴う生育地の減少が心配される。
特記事項 ---
地方名 ハマグルマ
撮影者:橋越清一執筆者: ---
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