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シコクフクジュソウ

Adonis shikokuensis Nishikawa et Koji Ito 【 キンポウゲ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1B類(EN)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
シコクフクジュソウ 画像
種の特徴 山地の落葉樹林内に生える高さが10〜25㎝の多年草。茎は中空で低い稜がある。葉は長い柄があって3〜4回羽状に裂け、縁には細く鋭い鋸歯があり、葉の裏面に毛はない。茎頂に直径3〜4㎝の黄色い花を1個つける。萼片は卵形〜倒卵形で花弁とほぼ同長かやや短い。果実は多数が集まって楕円状につく。
分 布 県内:東予、中予。 県外:四国(高知県、徳島県)、九州(宮崎県)。
生息状況
選定理由
フクジュソウとして親しまれていたが、西川恒彦(1989,2001)によってフクジュソウが細分され、四国に産するフクジュソウの多くはシコクフクジュソウであることが分かった。本県に産するフクジュソウのほとんどは本種に該当すると思われることから、前回のフクジュソウ(絶滅危惧Ⅱ類(VU))をシコクフクジュソウに変更し、絶滅危惧ⅠB類(EN)に上方修正した。本種の生育地は落葉広葉樹林であるが遷移進行や森林伐採、園芸採取のために減少する危険性が高い。
特記事項 シコクフクジュソウの基準産地は高知県大豊町である。
地方名 ---
撮影者:伊藤隆之執筆者: ---
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