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アワボスゲ

Carex brownii Tuck. 【 カヤツリグサ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1A類(CR)
環境省カテゴリー
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種の特徴 県内でよく見られるヤワラスゲC. transversaに似る。根茎がまばらに叢生すること、頂小穂は雄性で、側小穂は雌性で密に多数の花をつけることはヤワラスゲと同様であるが、果胞が小さくて長さ3㎜くらいの広卵形になり、上部が急に狭まって長さ1㎜以下の短いくちばしとなること、また、果胞は乾くと黒褐色に変色することなどが異なる。花期は4〜6月。
分 布 県内:松山市、松野町。 県外:北海道、本州、四国、九州;朝鮮、台湾、中国中部、ニューギニア、オーストラリア北部。
生息状況
選定理由
草地や林の縁などに稀に生えるスゲ類の一種で、各県とも生育地は少ない。県内では渭南地方の古い目録に記録があるが、近年では確認されていない。松野町では1ヶ所だけに数株生育していたが、現況は不明である。また、3年前に松山市興居島で採取したが、翌年には見られなかった。草刈りやススキなどの大型雑草の繁茂の影響によるものと思われる。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:---執筆者: ---
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