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シロバナウンゼンツツジ

Rhododendron serpyllifolium (A.Gray) Miq. var. albiflorum Makino 【 ツツジ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1A類(CR)
環境省カテゴリー
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シロバナウンゼンツツジ 画像
種の特徴 暖帯の低山帯、向陽の疎林の林縁に生育する小型の半常緑低木で、枝は細く、よく分枝する。花は春〜初夏にかけて枝先に1個ずつつき、白色5弁で小型、径約1.5㎝。基本変種のウンゼンツツジvar. serpyllifoliumは伊豆半島、紀伊半島南部、南四国、南九州に分布し、春葉と夏葉の大きさの差はあまりなく、夏葉の先は鈍頭、春葉の先もあまり尖らないが、本変種は春葉(8〜20㎜)は夏葉に比べて約2倍の大きさで先が尖る。冬季には小型のヤマツツジやフジツツジともよく似るが、前者は葉質が少し厚く、後者は葉形がより狭いし、上記の特徴などで識別できる。
分 布 県内:四国中央市。 県外:瀬戸内海沿岸部(山口東部、広島、岡山、兵庫、大阪、和歌山北部、徳島北部、香川)。
生息状況
選定理由
植生遷移の進行、森林伐採、林道整備、園芸採取などで減少する危険性が高い。
特記事項 日本固有種(瀬戸内要素)。ウンゼンツツジの白花品をシロ(ノ)ウンゼンと呼ぶが、混同しやすいので、その分布域から本変種は別名セトウチウンゼンツツジとも呼ばれる。
地方名 ---
撮影者:松井宏光執筆者: ---
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