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ゲンジスミレ

Viola variegata Fisch. ex DC. var. nipponica Makino 【 スミレ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1A類(CR)
環境省カテゴリー
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ゲンジスミレ 画像
種の特徴 イヨスミレとも呼ぶ。中国大陸と朝鮮半島に分布するフイリゲンジスミレの変種である。草丈は5〜10㎝。葉は卵形〜円形で基部は心形。葉の下面は紫色となる。花は径1.5〜2㎝で、ごく淡い紅色で紫条が入り、側弁内は有毛。葉や葉柄、花柄にはルーペで識別できるほどの微短毛が密生する。和名は、葉裏が紫色なので、紫式部の源氏物語を連想したことに基づく。
分 布 県内:松山市。 県外:本州(青森県〜岩手県の太平洋側、中部地方〜関東地方の内陸部、岡山県)。
生息状況
選定理由
松山市の山中に生育しているが、現存する個体はきわめて少なくなっており危機的状況である。最初に愛媛県で発見され、新種イヨスミレ V. umenuraeとして発表された(1902)が、後にフイリゲンジスミレの変種となり、さらに本州の東北、中部、中国の3地区に隔離分布することがわかった。現地が四国での唯一の生育地である。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:池内 伸執筆者: ---
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