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ツチグリ

Potentilla discolor Bunge 【 バラ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1A類(CR)
環境省カテゴリー
絶滅危惧1B類(EN)
ツチグリ 画像
種の特徴 多年草で草丈5〜30㎝。明るい草原に生育する。葉身は羽状複葉、小葉は長楕円形、長さ2〜3㎝。葉の裏面や花茎には毛を密生。葉裏は白色で葉縁は鋸歯。花茎を伸ばして先端部に集散花序をつけ、黄色の花を数個つける。花の直径は1〜1.5㎝で花弁は5枚。和名は根茎が著しく肥大し紡錘形になり、栗の形に似ているため。
分 布 県内:伊方町。 県外:本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸北部。
生息状況
選定理由
日当たりの良い草原に生育するため定期的な草刈りなどの伝統的管理が必要であるが、近年、そのような草地では管理放棄による遷移進行あるいは開発が進んでおり、今回確認された草原では風力や太陽熱の発電施設や別荘用宅地化、またはセイタカアワダチソウやナヨクサフジ(ヘアリーベッチ)などの大型外来種の侵入などに伴う生育環境の悪化が懸念されている。大陸系遺存植物(いわゆる満鮮要素系植物)で、最終氷河期に朝鮮半島から九州北部、中国地方、四国に分布を広げたものと考えられている。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:松井宏光執筆者: ---
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