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トゲナシヌマエビ

Caridina denticulata 【 淡水産甲殻類、節足動物門、軟甲綱、十脚目、ヌマエビ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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トゲナシヌマエビ 画像
種の特徴 体長25〜35㎜、額角は短く、第1触角柄部の第1節を越えない。上縁には普通歯がない。下縁には先端近くに0〜5歯を持つ。生鮮時の体色は透明感のある暗褐色や暗緑色で、頭胸甲から腹部にかけて正中線上にオリーブ色の縞模様がある個体もいる。淡水性両側回遊種。
分 布 県内:愛南町、宇和島市。 県外:島根県(日本海側)と静岡県(太平洋側)以南;インド−西太平洋。
生息状況
選定理由
河川では流れが緩やかで水草が生い茂った場所に棲む。用水路や池においても河川と同様に水草が生い茂った場所に棲む。生息場所が少なく、親水工事や河川横断構造物等の設置により生息場所が減少する可能性が高い。減少の要因は泉に隣接する水路の整備や消失、河川横断構造物等による遡上阻害。
特記事項 本種を含む淡水産エビ類の多くは河川内を移動・回遊するため、河川横断構造物の改善により遡上阻害を緩和することで生息場所の復元につながる。
地方名 ---
撮影者:須賀秀夫 執筆者: 水野晃秀
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