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カブトガニ

Tachypleus tridentatus【 節足動物門:節口綱:剣尾目:カブトガニ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
環境省カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
カブトガニ画像
種の特徴 現在のカブトガニ類の祖先形は、中生代に出現した三葉虫型節足動物であり、現在では、世界で3属5種を数えるに過ぎない「生ける化石」であり、天然記念物として保護されてきたが、現在ではその生息は限られた場所のみとなっている。体は、胸甲・腹甲・尾よりなり、全長は60㎝に達する世界最大のカブトガニである。
分 布 県内:1973年堀江海岸、1981年興居島沖で確認されて以降報告例はない。 県外:瀬戸内海および九州北部沿岸。県内全域で捕獲例がある。
生息状況
選定理由
捕獲例はあるもののかなり限られた個体数しか生息していないと考えられる。減少要因は埋め立て・護岸工事・港湾工事等による産卵場所の減少などである。
特記事項 産卵適所と考えられる遠浅の砂泥干潟で、その潮間帯上部に水通しのよい粗い砂浜がある場所が消滅したことによる減少と考えられる。
地方名 ---
撮影者:須賀秀夫(愛媛県立博物館所蔵標本)執筆者: 大森浩二
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