イヨギセル
Pinguiphaedusa iyoensis【 キセルガイ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
| 種の特徴 | 殻色は、若い成貝では淡黄色で、殻表には光沢があり美しい貝であるが、老成すると殻皮がとれ、白っぽくなる。殻高約20㎜、殻径4.5㎜、11.5層、キセルガイ科貝類では中形に属する。殻口右内壁には主襞に続き月状襞があり、末端は下腔襞に続き、変形したZ状を呈す。ブナなど落葉広葉樹の原生林の倒木下や落葉下に生息、冬季には倒木や石の下で冬眠する。 |
|---|---|
| 分 布 | 県内：中西部山岳部。 県外：高知県。 |
| 生息状況 選定理由 |
生息地である山岳部の落葉広葉樹林が大きく減少し、多くの産地が壊滅状態である。 |
| 特記事項 | タイプ産地は大洲市金山出石寺。和名・学名は本県のかつての行政区名、伊予に因んでいる。 |
| 地方名 | --- |
撮影者：多田 昭執筆者： 多田 昭
