コガネグモ

Argiope amoena L. Koch, 1878 【 コガネグモ科(クモガタ綱クモ目) 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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コガネグモ 画像
種の特徴 体長雌20〜30㎜内外、雄6㎜内外。腹部の黄色と黒の横縞が目立つ大型のクモで、6〜8月頃、おもに里山に接する平地の田園部に大型の円網を張る。コガネムシ類、トンボ、チョウなどの大型の昆虫を捕食する。雄は雌よりもはるかに小型で成体では営巣しない。写真は西予市城川町で撮影した雌。
分 布 県内:県内全域(おもに平野部の里山に接する郊外)。 県外:本州、四国、九州、南西諸島。国外:台湾島、韓国、中国大陸。
生息状況
選定理由
かつて地域によっては(とくに南予地方)、雌の成体を捕まえて戦わせる遊びがあり、多くの地方名があるほど身近にいたクモであるが、最近では里山に接する郊外でわずかに見られる程度になっている。餌となるコガネムシ類や大型のハエ類が肥だめや農家での牛馬飼育の消失、農薬使用などで減少したことが影響していると思われる。
特記事項 ---
地方名 さんばそう
撮影者:毛利俊樹 執筆者: 毛利俊樹・鶴崎展巨
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