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ムラサキトビケラ

Eubasilissa regina (MacLachlan) 【 トビケラ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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ムラサキトビケラ 画像
種の特徴 成虫は翅を広げると60㎜を超える日本最大級のトビケラである。前翅は淡褐色の地色に暗褐色の不規則な模様を持ち、後翅の基半部は暗紫色、先端部は黄色。成虫は灯火に飛来する。幼虫は渓流の淀み、河川、池沼に棲み、落葉を短冊形に切り取り、綴り合わせて輪を作り、それをつなぎ合わせた円筒形の柔らかい筒巣を作る。他のトビケラ類の幼虫、デトリタスなどを食する。
分 布 県内:松山市、久万高原町、内子町など。 県外:本州(三重県、滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県)、四国(徳島県、高知県)。
生息状況
選定理由
かつては県内各地に生息したと推測されるが、河川改修、ダム建設、河畔林の減少などにより減少傾向にある。現在、県内では仁淀川水系の渓流に生息しているものの、その他の地域では確認できない種となっている。1950年代に松山市のラベルのついた標本が現存するが、今は生息を確認できない。水質の悪化、河畔林の伐採など、生息環境の悪化による絶滅が懸念される。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:宇都宮靖博 執筆者: 宇都宮靖博
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