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クロツヤコオロギ

Phonarellus ritsemai (Saussure) 【 コオロギ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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クロツヤコオロギ 画像
種の特徴 体長は♂13〜18.5㎜、♀13〜27㎜。体は黒くて強いつやがある。後脚腿節先端は赤みを帯び、尾肢の根元は白い。頭部は全面黒色。おもに南向きの果樹園や土手、法面などの草地の地面に穴を掘ってその中で生活する。幼虫で越冬し、初夏に成虫になり、夜になると穴の入口に出て「チリチリ…」という硬い金属音で鳴く。警戒心は強いが動作は緩慢。
分 布 県内:今治市伯方島、宇和島市大浦、愛南町高茂岬。 県外:本州南部、四国、九州、対馬、屋久島、奄美大島、沖縄島、西表島;中国大陸。
生息状況
選定理由
おもに太平洋沿岸の温暖な地方に分布し、高知県では比較的多産するが、瀬戸内海側ではかなり局地的となり、宇和海沿岸においても多くない。現在県内で確認されている生息地は数カ所のみであり、鳴き声による生息確認が可能な種であることから、さらに未知の個体群があったとしても少ないものと思われる。いずれも生息域は狭い範囲に限られているため、今後これらの生息地は条件によりたやすく消滅する恐れがある。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:今川義康 執筆者: 今川義康、小川次郎
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