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ナニワトンボ

Sympetrum gracile Oguma 【 トンボ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
ナニワトンボ 画像
種の特徴 腹長♂21.60〜24.10㎜、♀20.80〜24.70㎜、後翅長♂24.20〜27.70㎜、♀25.30〜27.10㎜。体色は未熟なうちは♂♀とも黄色地に黒の条斑があり、成熟すると♂は全体に青灰色の粉を吹き、一見すると小型のシオカラトンボのようである。胸部第一側縫線上の黒条は上部まで達する。同属他種とは成熟♂の色彩や顔面に眉斑をもつことで区別できる。6月上旬から12月上旬に出現し、平地から丘陵地の、周囲を樹林に囲まれた、秋に池干しをする“すり鉢状”のため池に生息する。
分 布 県内:四国中央市、新居浜市、西条市、上島町、佐島、今治市、伯方島、鵜島、松山市、興居島、東温市、松前町、伊予市、内子町、宇和島市。 県外:本州、四国。
生息状況
選定理由
本種はため池の土手に卵を産み落とす習慣のため、護岸によって土手が改修されると産卵が不可能となる。また本種は秋に池干しをする池に生息するが、農業形態の変化により水を抜く灌漑用のため池が減ったことも減少要因の一つ。
特記事項 日本特産種。
地方名 ---
撮影者:高橋士朗 執筆者: 久松定智、武智礼央
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