ウチワヤンマ
Sinictinogomphus clavatus (Fabricius) 【 サナエトンボ科  】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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| 種の特徴 | 腹長♂50.10〜54.80㎜、♀56.40〜56.50㎜、後翅長♂42.20〜44.70㎜、♀46.80〜48.40㎜。大型のサナエトンボの仲間。体色は♂♀ともに黄色地に黒の条斑がある。サナエトンボ科に含まれる種は色彩が成熟後もほとんど変化しない。腹部第8節がウチワ状に拡がり、特に♂において著しい。また、この拡大部と腿節に黄斑紋をもつことで同属のタイワンウチワヤンマから区別される。5月下旬から10月初旬に出現し、平地から丘陵地の、比較的大きく、水面の開けた遠浅の池沼に生息する。 | 
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| 分 布 | 県内:四国中央市、新居浜市、西条市、上島町、佐島、今治市、松山市、東温市、伊予市、宇和島市、愛南町。 県外:本州、四国、九州;朝鮮半島、台湾島、中国大陸、ロシア、東南アジア。 | 
| 生息状況 選定理由  | 
ため池の護岸改修や外来魚の移入など。県内では、似たような環境に生息するタイワンウチワヤンマの分布拡大に伴って生息地を追いやられたと考えられている。 | 
| 特記事項 | --- | 
| 地方名 | --- | 
撮影者:上石富一 執筆者: 久松定智、武智礼央 
