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ツノクロツヤムシ

Cylindrocaulus patalis (Lewis)【 クロツヤムシ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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ツノクロツヤムシ画像
種の特徴 体長20㎜内外。体は円筒形で漆黒色。頭部には♂♀共に一対の長靴状の突起がある。前翅は左右固着し、後翅はヘラ状に退化していて、飛べない。成虫はブナなどの朽木にトンネルを穿って生活し、幼虫は親虫が噛み砕いた朽木を食べて育つ。8月には蛹になり、次いで成虫となるが、そのまま冬を越す。
分 布 県内:石鎚山系、小田深山、大野ヶ原、鬼ヶ城山、橡尾山、松山市白潰。 県外:四国(高知県、徳島県)、九州(大分県、熊本県、宮崎県)。
生息状況
選定理由
四国、九州のブナ帯に限って分布し、一生ブナなどの朽木中で生活し、あまり移動できない。従って、生息するブナ林の消滅は、この熱帯系甲虫の絶滅につながる。
特記事項 四国、九州のブナ帯に限って分布し、一生ブナなどの朽木中で生活し、あまり移動できない。従って、生息するブナ林の消滅は、この熱帯系甲虫の絶滅につながる。
地方名 ---
撮影者:田辺秀男執筆者: 宮武睦夫
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