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ヒメミズカマキリ

Ranatra unicolor Scott【 タイコウチ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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ヒメミズカマキリ画像
種の特徴 体長24〜32㎜。ミズカマキリに似るが、前脚腿節の突起や呼吸管の長さがより短いことで識別できる。主に浮葉植物の多いため池に生息し、水田や河川緩流域でも見られる。ミズカマキリがオタマジャクシ等を捕食するのに対し、本種はアメンボやマツモムシ等の昆虫類を多く捕食する。5月頃にヒシの浮き袋等の植物組織に産卵し、 7月頃には新成虫が見られる。
分 布 県内:四国中央市、西条市、今治市、大島、岩城島、松山市、東温市、伊予市。 県外:北海道、本州、淡路島、四国、九州、琉球(徳之島、伊平屋島、沖縄島、久米島、北大東島、南大東島);シベリア東部、朝鮮半島、中国大陸。
生息状況
選定理由
中予、東予で生息が確認されており、現時点では南予からの記録はない。本種の生息には産卵基質となるヒシ等の植物が同所的に生育することが必要である。生息地の個体数は少なくないものの、水生植物が繁茂する池沼が減少していることから分布は局地的である。開発、農薬、水質汚染等による生息環境の悪化が懸念される。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:渡部晃平 執筆者: 渡部晃平、武智礼央
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