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クロヒカゲモドキ

Lethe marginalis (Motschulsky) 【 タテハチョウ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
絶滅危惧1B類(EN)
クロヒカゲモドキ 画像
種の特徴 前翅長29〜36㎜。クロヒカゲやヒカゲチョウに似るが、本種は翅型が丸みを帯び、前翅裏面の眼状紋は3個で、一番下の紋が大きい。年1化。成虫は6月下旬〜9月上旬にかけて見られ、標高600m程度での最盛期は7月中旬〜8月上旬。コナラ、クヌギなどの樹液に好んで集まり、動物の死体や糞尿から吸汁することもある。♂は日没前後に開けた場所に集まり、他の個体を激しく追跡する。越冬態は4〜5齢幼虫。食草はイネ科のアシボソ、ススキなど。
分 布 県内:四国中央市、西条市、砥部町、伊予市、大洲市、松野町など。 県外:本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸、ロシア南東部。
生息状況
選定理由
標高100〜1300mにかけての雑木林に生息し、県内各地に生息地が見られたが、近年は生息地が狭まり、確実な産地は久万高原町など一部になっている。雑木林の伐採や放置により、成虫の食餌となる樹液の出る雑木林が減少したことが影響していると考えられる。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:藤井康隆 執筆者: 窪田聖一
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