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オナガシジミ

Araragi enthea enthea (Janson) 【 シジミチョウ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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オナガシジミ 画像
種の特徴 前翅長13〜19㎜。翅表は黒色、翅裏は灰白色の地色に黒斑が散在する。食樹の生育する山地渓谷沿いに生息する。年1化。成虫は7月下旬〜8月下旬に出現し、♂は夕方に食樹の樹上を活発に飛翔する。越冬態は卵。食樹はクルミ科のオニグルミで、休眠芽付近に1〜数卵産み付けることが多い。
分 布 県内:四国中央市、久万高原町、内子町、西予市。 県外:北海道、本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸など。
生息状況
選定理由
標高500〜1100mにかけての四国山地の渓谷沿いに点々と産地が知られているが、局地的な分布を示す。生息地は食樹のオニグルミがある程度まとまって生えている所であるが、オニグルミの群落があっても本種が生息していない地域も多い。近年は、確認される個体数の減少が認められる。一部地域では、過度の採卵により食樹がかなりダメージを受けている。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:有田忠弘 執筆者: 窪田聖一
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