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ウラゴマダラシジミ

Artopoetes pryeri pryeri (Murray) 【 シジミチョウ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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ウラゴマダラシジミ 画像
種の特徴 前翅長17〜25㎜。翅表は濃い青〜青紫色で、外縁は黒帯で縁取られる。年1化。成虫は5月中旬〜8月上旬にかけて見られ、低山地での最盛期は5月下旬〜6月中旬。ミドリシジミの仲間(ゼフィルス)としては訪花性が強く、クリ、イボタノキなどで吸蜜する。越冬態は卵。食樹はモクセイ科のイボタ、ミヤマイボタなどで、小枝の分岐部などに数卵程度をまとめて産卵する。
分 布 県内:四国中央市、西条市、松山市、東温市、内子町、大洲市など。 県外:北海道、本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸など。
生息状況
選定理由
落葉広葉樹が主体の渓流沿いなどを主な生息地にしており、県内に広く分布していたが、近年は特に南予地域での減少傾向が顕著である。落葉広葉樹林の植林化など、生息地の環境悪化が進んでいると考えられる。
特記事項 愛媛県には、本種を含めミドリシジミの仲間が16種類分布しているが、生息環境の悪化に伴って個体数が減少している種類が多い。
地方名 ---
撮影者:有田忠弘 執筆者: 窪田聖一
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