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ガムシ

Hydrophilus acuminatus Motschulsky 【 ガムシ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
ガムシ 画像
種の特徴 体長33〜40㎜。県内に生息するガムシ科の中では最大種である。止水性で水田やため池などに生息し、灯火にも飛来する。繁殖は水田で行うことが多く、初夏季頃から卵塊が確認され始める。幼虫はタニシやモノアラガイなどの巻貝を捕食し、8〜9月頃には蛹化のために上陸する終齢幼虫が見られる。
分 布 県内:今治市、松山市、東温市、久万高原町、伊予市、西予市、鬼北町、宇和島市、愛南町。 県外:北海道、本州、四国、九州、南西諸島;朝鮮半島、中国大陸、台湾島。
生息状況
選定理由
かつては県内に広く生息していたようであるが、ほ場整備やため池の改修、農薬の使用などの影響により個体群は著しく縮小した。幼虫の餌となる巻貝の数も減少し、生息地の周辺では外灯に飛来した本種の死骸が散見される。本種の減少は全国的な傾向であり、現存する個体群の更なる縮小が懸念される。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:渡部晃平 執筆者: 渡部晃平
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