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オオミズムシ

Hesperocorixa kolthoffi (Lundblad)【 ミズムシ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
オオミズムシ画像
種の特徴 体長9.8〜13.4㎜。日本産ミズムシ科の最大種である。止水域に生息し、木陰があるため池や抽水植物の繁茂する池沼で見られる。走光性が強く、特に6月下旬〜7月初旬頃には多くの個体が灯火に飛来する。
分 布 県内:四国中央市、大三島、赤穂根島、松山市、砥部町、伊予市、鬼北町、愛南町。 県外:本州(近畿地方以西)、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸、ロシア極東。
生息状況
選定理由
県内の分布は局地的であり、既知生息地の環境も遷移の進行による悪化が見られる。本種の生息地にはアメリカザリガニやウシガエルなどの外来種が生息している場所もあり、これらの捕食圧による個体数の減少も危惧される。また、生息地周辺の外灯下では多数の死骸が確認されており、灯火による誘因致死も減少原因の一つであると考えられる。
特記事項 同属のホッケミズムシ、ナガミズムシに類似しているため同定には注意を要する。
地方名 フウセンムシ
撮影者:渡部晃平 執筆者: 渡部晃平、武智礼央
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