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ボッチャンオサムシ

Carabus kawanoi botchan Imura et Mizusawa【 オサムシ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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ボッチャンオサムシ画像
種の特徴 体長25.5〜29.5㎜。体背面は強い金銅色の光沢があり、個体による色彩変異はほとんどない。徳島県に分布する原名亜種のアワオサムシとは完全に隔離された分布をする。アワオサムシよりやや大型で、色彩が明るい。林床を歩行し、主にミミズを捕食する。
分 布 県内:松山市(福見山〜伊之子山)、東温市(東三方ケ森など)、今治市(楢原山、上木地、五葉が森)。 県外:−
生息状況
選定理由
高縄半島基半部の限られた山塊の高標高地にのみ分布するが、高縄山には生息しない。四国産オサムシ類の中で一番分布域が狭いため、自然あるいは人為的に引き起こされるわずかな環境変化にも個体群全体が影響を受ける可能性がある。かつては松山市米野町の愛媛大学農学部演習林や楢原山には多産したが、現在は生息個体数の減少が見られる。
特記事項 愛媛県固有亜種。本種の和名は夏目漱石の小説「坊ちゃん」にちなんでいる。
地方名 キンピカオサムシ、ナラバラオサムシ
撮影者:田辺秀男執筆者: 久松定成、酒井雅博
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