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モンカワゲラ

Calineuria stigmatica (Klapalek)【 カワゲラ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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モンカワゲラ画像
種の特徴 幼虫の体長は30㎜前後、大型のカワゲラである。本種の大きな特徴はカミムラカワゲラなど多くのカワゲラ科にみられる頭部の後方にある横隆起がないことである。頭部や胸部には特有な模様があり、種の特徴にもなっているが地域によって変異も見られる。
分 布 県内:今治市(蒼社川源流)、西条市(加茂川上流)、内子町(小田深山渓谷)。 県外:北海道、本州、四国、九州。
生息状況
選定理由
この幼虫は、県内では誰しも認める清流、三か所で少数個体(1、2個体)が採れている。早瀬にある礫間、礫の裏に生息する。小田深山には多くの渓谷があるが、ブナの原生林が残っている水域でのみ見つかっていて、周辺のブナなどが伐採された水域では精査しても採れていない。近年では、仁淀川水系の源流部における記録しかない。比較的大型のカワゲラで、清冽な水域に生息する種であることから、生息地が局限される。鉄砲石川、面河川では安定した生息環境が維持されていると考えられるものの、それ以外の地域では環境の悪化に伴い、絶滅の恐れがある。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:桑田一男執筆者: 宇都宮靖博
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