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ウラナミジャノメ

Ypthima multistriata niphonica Murayama 【 タテハチョウ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1A類(CR)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
ウラナミジャノメ画像
種の特徴 前翅長19〜25㎜。ヒメウラナミジャノメに似るが、後翅裏面の眼状紋が3個であることで区別できる。年2化。成虫は6月上旬〜7月上旬と9月上旬〜下旬に姿を見せる。草むらの中を縫うように飛翔し、ヒメジョオン、キツネノマゴなどの花で吸蜜する。越冬態は3〜4齢幼虫。食草はイネ科のササクサ、ススキなど。
分 布 県内:上島町、松山市、伊予市、大洲市、宇和島市、愛南町など。 県外:本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸、台湾島。
生息状況
選定理由
もともと生息地が局限される種であったが、1970年代頃から徐々に減少し、現在、確実な生息地は宇和島市の1ヶ所のみである。本種はヒメウラナミジャノメと比較してより明るい草地を好む傾向があり、よく手入れされた雑木林周辺やクリ園など、明るい疎林的環境を主な生息地としている。これらの環境の草刈りなどの手入れが十分に行われなくなったことが大きな原因と考えられる。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:矢野和之 執筆者: 窪田聖一
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