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コガタノゲンゴロウ

Cybister tripunctatus lateralis (Fabricius) 【 ゲンゴロウ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
コガタノゲンゴロウ画像
種の特徴 体長24〜29㎜。止水性のゲンゴロウで、ため池、水田、湿地などに生息し、河川緩流域でも見られる。繁殖はため池や水田で行われ、晩夏季頃に新成虫が出現する。成虫は冬季にも水中で確認され、灯火にも飛来する。
分 布 県内:今治市、松山市、西予市、愛南町。 県外:本州、四国、九州、南西諸島、小笠原;台湾島、中国大陸、朝鮮半島。
生息状況
選定理由
かつては普通に見られる水生昆虫であったが、農薬散布、外灯の普及などにより激減した。現在は中予から南予にかけて生息地が確認されているが、分布は局地的である。県内の生息地には外来種のアメリカザリガニやウシガエルが生息しており、これらの捕食圧による影響が懸念される。また、本種は植物の組織内に産卵を行うため、産卵基質となる植物の減少や、ため池、水田環境の悪化も減少要因として考えられる。近年、全国的に発見例が増えているが、県内の個体群は脆弱であり、絶滅が危惧される。
特記事項 近年は全国的に確認例が増えており、個体数が回復している可能性がある。
地方名 ---
撮影者:渡部晃平 執筆者: 渡部晃平
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